千枚畑を歌う童謡の烏勘三郎
どんな伝承か
勘三郎、勘三郎、どこへ行った、かんごの薮へ蒔きに、籾種を一升五合蒔いてきた、あとはどうした、父母がみんな食ってしまった、と歌われる童謡は、布良の千枚畑について作られたものだと伝えられる。ただし、かんごの薮がどこの薮を指すのかは明らかでない。烏についての安房地方の童謡には、勘三郎の父は熊野へ宮詣り、一升食って三杯飲む、と歌う別の型もあるが、布良の地方では前の歌のほうが歌われているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。