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鴨川節

所在地千葉県鴨川市
年代伝承
登場道興准后、「回国雑記」に当地を詠んだ僧
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

山を源として五里を流れ海岸に達する加茂川は、安房一の巨流である。河口から海上一里の沖にある海馬島には海馬が常に群れ集まり、夜になると声を挙げて鳴き、人の心を騒がせるという。海を望み鏡が浦を控えた鴨川町前原の里は山海ともに風致があり、太平洋に臨む磯の里には荒磯と四つの島があって、網を繋ぎ網を曝す景がひときわ趣深い。道興准后も「回国雑記」に、前原の里の後の山颪舟に紅葉の錦つむなり、と詠んでいる。この地に自ずと作り出された鴨川節の一節は、旅人の心を動かさずにはおかないという。なお鴨川町大字磯の松島一帯では、土地の習慣として決して松に肥を繋ぐことを許さないという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)

藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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