姥ヶ谷に山姥が住んで冬の暖かい日に子を育て
どんな伝承か
現在のいすみ市弥正にあたる旧夷隅郡国吉町弥正の伝え。姥ヶ谷には山姥が住んでいて、冬の暖かい日に子を育てるという。春になると山姥の子は堂子谷へ遊びに出かけると語られる。谷を山姥の子育ての場と見て、季節の巡りとともにその暮らしを語る伝承で、冬は姥ヶ谷、春は堂子谷という谷の使い分けが語られている。『日本伝説上総』に収められている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。