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床下の猫の死体にとり憑かれる

所在地岩手県二戸市
年代昭和五九年
登場昆孝行、宮田、猫にとりつかれた人
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

昭和五九年ごろ、二戸市での話。宮田君は友人と猫を追いまわし、逃げこまれた家の床下のすきまを板でふさいでしまった。中に猫が残っていることには気づかなかった。数週間後、宮田君は夜十一時ごろになると目つきを変えて起き上がり、家族に噛みついたり引っかいたり、ガラスを割ったりするようになった。何日も続くので近くの神社の神主を招くと、猫がとりついている、家のどこかに死骸があるはずだと言う。床板をはがすと、宮田君の寝床の真下から猫の死体が出てきた。お祓いを受けてから異変はやみ、死骸は近くの山に埋めたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

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