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荼毘の間だけ白髪になった遺影

所在地宮城県柴田郡村田町
年代現代
登場高橋昭子、友香、報告者、事故死した幼児
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

昭和五七年八月三〇日の午前、三歳の友香ちゃんが町役場の患者輸送バスを降り、自宅の門へ入ろうとバスの直前を横切って飛び出し、追い越そうとしたダンプにはねられて即死した。葬式の日に霊前へ飾る写真を生前の中から選んで拡大したところ、頭の後ろにもう一人の頭の影が重なって写っていたので、気持ちが悪いと母親が破いて捨てた。別の写真を拡大して火葬場の祭壇に飾ったが、読経が終わって遺体に火がつくと写真の髪が次第に白く変わり、荼毘が終わるとまた元の黒髪に戻ったと、その時の職員が語ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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