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多度峡の河原写真に逆さの老女の顔

所在地三重県桑名市(多度峡)
年代昭和五七年
登場—
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

昭和五十七年の夏、多度峡の河原でキャンプをした際に撮った写真の一部に、亡くなった老女の霊が写っていた。写真の上の方に、上下が逆さになった顔がはっきり出ていたという。その夏の一か月ほど前、この川の上流で老女が殺されたという噂があり、確認はされていないものの地元の人は間違いないと話していた。出かける前から周りの友人に、あの河原に行くと幽霊を見るぞと脅かされていたところ、案の定写真に写ったのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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