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三か月前の夢に見た住吉大社裏の農家

所在地大阪府大阪市住吉区(住吉大社)
年代昭和三十六年
登場尾島きみ枝
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

昭和三十六年五月、結婚して夫の勤めの都合で大阪の住吉大社の裏にあるアパートに住み始めた報告者が、近所を散歩したときの話。大都会を想像していたが、辺りは住吉大社の木々に包まれ、少し歩くと田畑や農家がのんびり並んでいた。歩くうち、どこかで見たような農家が目に入り、近づくと裏に鶏舎と豚舎が並び、柿の木に柄の長い柄杓が立てかけてあった。その柄杓を見た瞬間、三か月ほど前の夢をありありと思い出した。夢で報告者は鶏舎から飛び出したおんどりに追われ、柿の木の柄杓をつかんで追い返していた。まさにその家だと分かり、しばらく呆然と立ち尽くしたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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