飛行機が落ちる夢と続いた不幸
どんな伝承か
昭和五十六年のことである。義母が急に亡くなる一、二週間ほど前に、白い軽飛行機が落ちるのを夢に見た。それから半年ほどして、今度は灰色の飛行機が落ちるのを夢に見た。そのあとで、半年ほど入院していた実母が病で世を去っている。二度とも身近な者の死が続いており、不吉な夢の一例として語り手自身の体験が書き送られたものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)
『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。