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病室で見た死に神の夢

所在地宮城県仙台市青葉区星陵町(東北大学病院)
年代昭和五十四年
登場—
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

昭和五十四年一月、脊椎カリエスの病名で彼女は東北大学病院に入院した。背中の痛みが続き、寝返りをうつことさえできない。医師の話から、夫はあと数ヵ月ということもあると思った。夫は朝夕病室へ寄り、眠れない日が多く、夜ふけまで布団の中で日記をつけた。一月二十日、足がガクガクし腰がしびれるという妻の言葉に、いよいよ転移がそこまで来たかと思う。二十三日、妻は今朝、死に神の夢を見たと語った。青白い顔をした目のグルグルした女が手を引っ張り、夫や子どもたちを呼んだら長女が助けてくれたのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』は、松谷みよ子が編んだ「現代民話考」の一冊である。日本民話の会の雑誌『民話の手帖』のアンケートへの回答や聞き書き、新聞・雑誌の記事から集めた、予知夢や死の知らせの夢、死者や神仏の夢告げ、死の前後に出る火の玉、生きている人から抜け出す魂の話を各地から収める。三章それぞれの冒頭に編者の論考「考」を置き、項目ごとに代表的な語りと、県別に並べた短い報告を話者・回答者・出典を添えて載せる。

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