実相寺の残夢和尚は常陸坊海尊
どんな伝承か
正徳二年刊行の『義経勲功記』は、残夢和尚の直話として、義経と弁慶は衣川で死なず、そこで釣り上げた人魚の肉を食べたことによって長命していると説く。林羅山の『本朝神社考』によれば、この残夢和尚とは会津城下の実相寺第二十三世、桃林契悟禅師のことで、その号を残夢また秋風道人といい、すなわち常陸坊海尊であるという。常陸坊海尊自身も、富士に入って岩の上の飴のような物を見つけ、これを食してから長寿を得たという張本人であり、その口頭伝承は東北地方に広く流布していると記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))