蛇の祟る山を渡り歩いた不幸
どんな伝承か
加茂のダイロクサンの上に日が来ると正午である。そこに森があり、戦時中にその森を伐った。昔はそこに大きな蛇がいて、赤い幟を立てて人を追いかけたという。その山を持っていた家では女が病気になり、看てもらうと蛇が祟っているといわれた。そこで池田のH家へ売ったが、H家でも娘が病気になる。そのため登記料だけでもらってくれといい、貧しいS家がもらい受けた。主人はほどなく死に、その子は大阪へ出たが、その娘もまた今なお患っているという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)