堀川を通って男に通った雌蛇
どんな伝承か
土佐の須崎の方の話として語られる。堀のそばに建つ家の二階に、滝下の与助という若い男が住んでいた。近くの、池田の古池より大きな池に棲む蛇が、その池から流れ出す堀川をずっとたどって、川筋の一番はじめの家の二階にいる与助のところへ毎晩通ってきたという。その池には雄の蛇もいて、うら門と呼ばれる場所にいたが、雌のもとへはあまり通ってこなかった。それに耐えかねた雌蛇が、人間の男のところへ通うようになったのだと語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)