能勝禅師が座禅を組んだ座禅沢
どんな伝承か
菅沼には座禅沢と呼ばれる場所がある。何百年も前、耕雲寺を開いた能勝禅師がここに茅葺きの庵を結び、昼も夜も座禅を組んで修行していた。ある朝、東の山から昇る神々しい日の光と五色に染まった雲を目にした禅師は、あの地こそ世と人のために尽くすべき所だと悟った。そして光の差す東の山裾に移り、そこを終生の地と定めた。その場所がいまの耕雲寺だと言い伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
村上市史 民俗編 下巻(村上市史)
『村上市史 民俗編 下巻』は、新潟県村上市の市史の民俗編から、口承の節(伝説・世間ばなし・謎とことわざ)を抜き出したものである。地名・神社・寺や仏・地蔵・水・人・動植物・塞の神・杖の跡に分けた伝説と、狐や河童、火の玉、山の神などの世間ばなしを、土地の言葉の語りのまま採集地を添えて収める。義経が跳び越えた一跳山、三面川の小助島、岩船の大火など、村上市内の土地に結びついた話が中心である。