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塩釜様と矢葺明神を結ぶ地下の道

所在地新潟県村上市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典村上市史 民俗編 下巻

どんな伝承か

間島と柏尾の境にあるトンネルのわきに深い洞穴があり、奥へどこまでも道が続いていて、行き止まりを確かめた者はいなかった。ためしに犬を入れてみると、その犬は蒲萄の矢葺明神の洞穴から出てきたという。それで、この穴は神々が地下を行き来する道だと知れた。蒲萄の明神は男神、柏尾の塩釜様は女神で、地中の道を通って互いに会いに通っていると語られる。

原典より

間島と柏尾の間にトンネルがあって、そのトンネルの脇に、深い洞穴があって、穴の中はどごまでも道が続いていて、いちばん奥まで見届けた人は無いが、その穴へ犬を入れてやったら、蒲萄の矢葺明神の洞穴から出できたとさ。—— 村上市史 民俗編 下巻(村上市史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

村上市史 民俗編 下巻(村上市史)

『村上市史 民俗編 下巻』は、新潟県村上市の市史の民俗編から、口承の節(伝説・世間ばなし・謎とことわざ)を抜き出したものである。地名・神社・寺や仏・地蔵・水・人・動植物・塞の神・杖の跡に分けた伝説と、狐や河童、火の玉、山の神などの世間ばなしを、土地の言葉の語りのまま採集地を添えて収める。義経が跳び越えた一跳山、三面川の小助島、岩船の大火など、村上市内の土地に結びついた話が中心である。

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