亡き照子と英一を招いた二日間
どんな伝承か
ボート部遭難者の招霊の翌日、土井晩翠夫妻は同じ霊媒小林寿子を通じて、病で相次いで失った長女照子と長男英一の霊を呼び出した。夫妻は感激のあまり一晩眠れないほど興奮したという。それまで招霊を疑っていた八枝夫人は、出て来た霊は自分たちの愛する娘と息子に少しも相違なかったと語り、二児が霊界に生きていると知ったときの驚喜を「自分達夫婦の魂の復活」と回想した。立ち会った浅野和三郎も、招霊は二十六日と二十七日の二回行われ、二人ともよく現れて両親を満足させたと記している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
あの世はあった―文豪たちは見た、ふるえた(三浦正雄・昭和50年代(1975年前後推定))
文豪たちの心霊体験(あの世はあった)/遠藤周作・三浦朱門の怪異/海外(フランス)での幽霊/怪音と怨念/あの世は存在するか