どこでも眠りこける十歳の奇童
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どんな伝承か
岩手県二戸郡荒沢村の線路工夫村山友吉の末子で、忠雄という十歳の子が、その年の七月はじめごろから、山や野に遊びに出たままころりと転がって、どこでも眠ってしまうので、近所の人々を驚かせていた。月半ばからは歩きぶりも変になり、暇さえあれば昏々と眠りこけ、十分に眠るとけろりと覚めて元気が出る。月末には一回に二時間ずつ、一日に三、四回も眠るようになり、食事中でも便所の中でもかまわず眠った。便所では自分で天井から紐を吊るし、落ちないよう身体を縛って眠るのだという。盛岡市の赤十字病院で診てもらうと、例の少ない発作的嗜眠病と判明した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方編著・日本怪奇集成・昭和初期(推定昭和2-3年))
明治・大正・昭和の怪奇譚(日本怪奇集成)/生首と幽霊の怪/狐狸のいたずら/怪盗と世相の怪異/各時代の不思議な事件
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八幡平市の伝承
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