馬の首と桑の木に吊る娘
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どんな伝承か
岩手県遠野地方の長者が女房と娘を残して死んだ。村では後家の噂をしたが、雨戸をびっしり閉めて寝るので誰も入れず、身持ちは堅いとの噂になった。ところが娘は、夜半に母親が布団から出ていくのに気づいた。ある夜、寝た振りをして窺うと、母親は屋敷の内の厩へ行き、立派な馬のキンタマを撫でて契った。娘も母親の留守を見ては同じことをし、馬はしだいに娘に夢中になった。母親は疑いを持ち、ついに現場を見てやきもちを焼いた。そこで娘を用達に出した隙に馬のキンタマと首を刎ねた。首は空高く飛んでいき、キンタマは懐に入れて撫でていた。帰った娘は屍骸を見て泣き、母の懐からキンタマを盗み出すと桑の木に首を吊って死んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
東北怪談の旅(山田野理夫・昭和49年(1974年)頃)
東北怪談の旅(山田野理夫)/飢饉の非業の死と怨念/巫女(イタコ)の口寄せ/座敷童子・河童の怪/東北各地の幽霊伝承
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遠野市の伝承
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