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本郷のアトリエで酔った自分を出迎えたもう一人の高村光太郎

所在地東京都文京区千駄木
年代伝承(口承)
登場高村光太郎、佐藤春夫、もう一人の自分に出迎えられたと語った体験者、筆者
出典私は幽霊を見た

どんな伝承か

彫刻家で詩人の高村光太郎には、神秘的な幻想家という一面があった。若いころ本郷のアトリエにひとりで住んでいた時分、夜更けにひどく酔って帰ってくると、家の奥からもう一人の自分が現れて、酔った自分を迎えに出てくるのだと人に語っていたという。佐藤春夫が、高村の死の前後に起きた不思議な前兆の話とあわせて書き留めている。

原典より

本郷のアトリエで独り棲みのころ、深夜泥酔して帰ると家の奥からもうひとりの自分自身が、泥酔の自分を出迎えに来るなどと語ったこともあった—— 私は幽霊を見た(東雅夫(編)・MF文庫ダ・ヴィンチ) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

私は幽霊を見た(東雅夫(編)・MF文庫ダ・ヴィンチ)

『私は幽霊を見た――現代怪談実話傑作選』は、東雅夫が編んだ怪談実話のアンソロジーで、メディアファクトリーのMF文庫ダ・ヴィンチの一冊である。平山蘆江・火野葦平・佐藤春夫・徳川夢声・遠藤周作・柴田錬三郎から石原慎太郎・新倉イワオ・稲川淳二まで、作家や文化人が自ら見聞きした幽霊や怪異を書いた文章を集める。目次には二十三篇と編者解説が並び、水木しげる・山田野理夫・桝井寿郎の座談「怪談詮議」や中岡俊哉「イタコの謎を追う」の抄録も含む。

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