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流れたドブロクの招待が導いた千葉行

所在地千葉県成田市台方(麻賀多神社)
年代昭和19年6月9日〜10日
登場高田集蔵、岡本天明、小川源一郎、森崎鉄男、公津村長、天之日津久神社の所在を調べて知らせた人物
出典日本神異見聞伝

どんな伝承か

昭和十九年、岡本天明のもとへ求道上の先輩高田集蔵が訪れ、今度は自分が一献差し上げられそうだと告げた。聞けば清酒ではなく濁酒で、千葉県印旛郡の小川源一郎宅まで飲みに行かねばならぬという。岡本は乗り気になり、公休と事前申告の手続を踏んで下総松崎行きの切符を手に入れた。ところが前日の九日、先客に濁酒を飲まれてしまい招待は流れる。そのとき岡本は、先に森崎が知らせてくれた麻賀多神社の所在が印旛郡公津村だったことを思い出し、地図で調べると小川家も同じ公津村にあり、しかも小川は村長だと判明した。酒を餌に神が引き出した神算だったと後に悟る。

原典より

好きな酒を餌に、神さまが岡本さんを印旛沼くんだりまで引っ張り出すための、文字どうり「神算」だったらしい。—— 日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本神異見聞伝(笠井鎮夫・1974年(昭和49年))

『日本神異見聞伝』は、笠井鎮夫が昭和四十九年に著した霊異の見聞記である。第一篇では、大正期に大本で鎮魂帰神を受けた著者が、霊媒による死者の招霊や狐霊・竜神の託宣、霊石の発掘などを研究会での語りの口調で伝える。第二篇では、慶応三年のええじゃないかのころ尾張・遠江・駿河・美濃・丹後などで起きたお札降りを、旧家の古文書や郷土史家の便り、著者の現地調査から記録している。

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