山の越古墳を削って家を建てた大工の死
どんな伝承か
瓢塚古墳の近くにある方形の山の越古墳は国の史跡だが、ここにも忌まわしい話が残っている。昭和十三年、まだ古墳だと知られていなかったこの塚を削って自宅を建てたのは、大工のSさん(当時四十五歳)だった。ところが家が建ってから三か月ほど後、Sさんは仕事の最中にチェーン・ブロックの下敷きとなり、その場で亡くなったという。著者は、播州の古墳にまつわる祟りの一例としてこの出来事を挙げている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。