写真に掌をかざす遠隔治療
どんな伝承か
大正から昭和にかけて静心療院なる治療院をひらいた東京の田村霊祥は、てのひら療法を霊光線あるいはオーラと呼び、遠隔治療も用いた。蒲田に住む銀行員の堀田慎一郎はもともと病弱で、肋膜や中耳炎をわずらい病いには神経質であった。その年の三月に七歳の長男を事故で失い、精神的打撃から結核になる。田村の療法を一回受けただけで元気を回復したが、一ヵ月後に喀血し、結核の進行がわかった。片瀬へ転地療養することになったため、田村が入手した堀田の写真に向かって掌をかざす遠隔治療が始まる。毎夜八時から十分間と決めたところ、その時刻になると眠くなり、一週間後に平熱、さらに一週間後には退院して銀行へ通えるようになった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・昭和)