竜神との喧嘩と教会への逃走
どんな伝承か
金色の身体に三つ尾を持つ竜神が、ある夜「身体の中に入る」と言い張って中岡桂園と喧嘩になった。恐ろしくなった中岡は夜明けとともに向かいのキリスト教会へ逃げ込み、物置小屋に隠れて南無妙法蓮華経を必死に唱え続けた。すると先生の姿が霊視され、先生とその連れが物置小屋まで訪れて「大切にして可愛がってやるのだ」と告げ、すうっと帰っていったという。後日、布引の滝を訪れると、夢に見た通りの白滝大明神の小さな古い社が見つかった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の四次元(鈴江淳也・心霊・四次元・1973年(昭和48年))
『日本の四次元』は、鈴江淳也が昭和四十八年に著した超常現象の取材記である。幽霊の出る家や競馬場、古武士の怨念、守護霊、心霊写真、新幹線の四次元地帯、心霊治療、物品引き寄せ、てのひら療法、比婆山の怪獣やツチノコ、死後も占う易者犬などを、当事者を訪ねて聞いた話として記す。「幽霊と怨念の世界」から「動植物の驚異」まで六部に分け、あとがきで大陸書房刊『日本の奇談』『現代の怪奇』に続く第三弾と述べ、問い合わせ先を挙げる。