銀座の菓子屋が始めたクリスマス・ケーキ
どんな伝承か
高橋克彦は『クリスマス・キャロル』の映画を見るたび、豪勢な料理は並ぶのにクリスマス・ケーキだけが一度も画面に出てこないのを不思議に思っていた。自身が外国で年の暮れを過ごしたときも、やはりケーキは出なかった。気になって『明治事物起源』を調べると、クリスマス・ケーキは銀座の亀屋と明治屋に始まり、明治十一年前後のことだと分かった。信仰の自由がようやく認められた時期に、キリストの生誕を派手に祝う気分と菓子屋の商いが結びついたらしい。日本の外にこの習慣はないという。
原典より
せっかくなのでクリスマスにちなんだ話を、とあれこれ考えてみたのだが、これといった綺譚も思い出もない。—— 黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
黄昏綺譚(高橋克彦・幽霊・怪異体験・現代)