木星撮影中に見た二十個のV字の光
どんな伝承か
昭和三十八年九月十四日の午後九時ごろ、奈良市今井町に住む十六歳の小島圭三君は、天体望遠鏡で木星を撮影していた。そのとき西南西から、二、三等星ほどの明るさの円い光が二十個ほど、V字形に二列に並んで東北東へ飛んでいくのが見えた。六秒から十秒ほどのあいだで、ヘルクレス座や白鳥座のほうを通ったとみられる。蛍光灯より少し黄味を帯びた色で、並び方は最後まで崩れず、音もなく一直線に進んだ。カメラを向けて三枚撮ったが、写らなかった。小島君は、鳥なら最後まで列を崩さずに一直線に飛ぶことはできないと述べている。
原典より
昭和三十五年八月二十五日、午後八時四十分ごろ、和歌山県新宮市新宮三本杉で鳥井勝子さんら多数の人が、奇妙な編隊を組んで飛行する物体を目撃した。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。