気象台へ問い合わせ殺到した深夜の怪星
どんな伝承か
昭和四十五年八月二十七日の午前〇時半ごろ、福岡市の北東の空に見慣れぬ光が現れた。和白などの住民から福岡管区気象台へ、あれは何かという問い合わせが次々に寄せられたという。見た人の話では、上のほうが青く、下のほうが赤く、消えたかと思うとまた光った。気象台の当直員が天体望遠鏡を向けると、二本の光の筋がときおり交わり、その交点が輝いて見えた。光は青や赤に変わりながら西へゆっくり動いていったが、当直員はこんな現象は初めてで正体は分からないと語っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。