島へ向かう車窓に迫った赤い明滅
どんな伝承か
八月三十一日の午前一時半ごろ、春田氏の友人二人が車で志賀島へ向かう途中、南西の方角に赤く明滅する強い光を見た。どの星よりも明るく、二つの光が交互に瞬いていたという。車は米軍の所有地である林の中を走っていたので、二人は空の開けた場所へ急いで出たが、そのとたん光は目の前でふっと消えた。春田氏からは人工衛星のように高い所を速く飛ぶものだと聞いていたのに、二人にはほんの数十メートル先にあるように感じられた。気がつくと車から遠く離れており、急に怖くなって島行きをやめ、博多へ引き返した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。