羽田空港上空でF94を翻弄した球体
どんな伝承か
一九五二年の夏、羽田空港の上空でキラキラ輝く物体が動き回るのを、米空軍の専門家たちが認めた。地上のレーダーもこれを捉え、幻ではないことが裏づけられた。双眼鏡で見ると、暗い色をした大きな球型だったという。調査のためF94戦闘機が発進したが、物体の運動性能ははるかに勝り、あり得ないような曲線を描いて何度も接近を繰り返した。パイロットは恐怖から思わず叫び声をあげたと伝えられる。物体は管制塔のレーダーにも大胆に近づき、正午過ぎまで追いかけっこが続いたのち、猛烈な速度で去った。事件は未解決のまま空軍の記録に残るという。
原典より
一九五二年の夏、羽田空港において米空軍の専門家たちは空港上にキラキラと輝く物体が動き回っているのを認めた。—— UFO入門(並木慎一郎・UFO・未確認現象) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
UFO入門(並木慎一郎・UFO・未確認現象)
『UFO入門』は、並木慎一郎が著したUFOの入門書である。一九四七年のケネス・アーノルド事件に始まる欧米の目撃・追跡事件を中心に、UFOの形態、実在の証拠とされる事例、搭乗者の目撃談、写真の真偽、海中のUFO、目撃をめぐる心理を順に取り上げる。全九章のうち終わりの二章で目撃報告の書き方や観測の方法を説き、巻末に一九四七年から一九七〇年までの日本の出来事を含む「世界UFO事件史」を付す。