六年間に教員五名が肺病にかかり
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どんな伝承か
一昨年、東京府下荏原郡大井町の小学校に奉職する教員が、六年間に五名まで肺病にかかったという。しかもそのうち三名は教室にあって死亡したとかで、たちまち幽霊教室の名が伝わり、安心して教鞭をとる者がいなくなったと聞く。筆者はこれを、何か不吉なことが二、三度続くとたちまち妖怪騒ぎ・迷信沙汰を起こす、論理力の薄弱さの一例として挙げている。因果の関係を知ることに疎いために、偶然の重なりを直ちに怪異と断ずるのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。
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