腰から下の無い水死者の姿
どんな伝承か
重茂では、お化けや幽霊のことをモウコという。犬年生まれの人は幽霊を見るらしいといわれる。Nさんは二〇年から三〇年前、海で水死した人を村でたまたま見た。見たのは昼間で、その姿は腰から下が無く、ワイシャツを肩から下げて、自分の家の方へ歩いていったという。
原典より
・お化け、幽霊のことをモウコという(重茂)・犬年生れの人は幽霊を見るらしい。—— 宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪(宮古市(編)・宮古市史)
『宮古市史 民俗編 上巻――民間宗教者・俗信・妖怪』は、宮古市の市史のうち、民俗編上巻の第四節「民間宗教者」と第五節「民間医療と俗信」を収めたものである。南部藩の宗門帳などの古文書から閉伊郡の山伏・神子・瞽女と里修験の成り立ちをたどり、イタコ・カミツキと呼ばれる巫女の系統、新宗教、民間薬、予兆・占い・まじない・禁忌を述べる。俗信の末尾には座敷童子・カッパ・キツネ・モウコ(幽霊)・オシラサマなどの話を、地区名を添えて箇条で並べる。