トップ > 大阪府の伝承 > 大阪市

白狐が背負った玉から出た童子

所在地大阪府大阪市中央区(玉造稲荷神社)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典迷信の研究

どんな伝承か

大阪の玉造稲荷には、応神天皇の世に天竺から白狐が飛んで来て、背に三寸の玉を負っていたという話がある。その玉から三体の童子があらわれ、我は神の身体である、四月の初卯に祭りをすれば国土は安らかであると告げて神殿に入った。それから初卯を祭礼の日とし、玉を封じ込めた所なので玉造と名づけたという。

原典より

応神天皇の御宇、天竺より一の白狐飛来れり、背に三寸の玉あり、此玉の内より童子三体現はれ玉ひて、我は神の身体なり四月初卯に神慮をなぐさめ祭事あるべし万民国土安全にする。—— 迷信の研究(富士川游(監修)・富士川游・医学史/迷信研究・1932年(昭和7年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

迷信の研究(富士川游(監修)・富士川游・医学史/迷信研究・1932年(昭和7年))

『迷信の研究』は、富士川游が東京の中山文化研究所で監修し、昭和七年二月の緒言を付して世に出した迷信の解説書である。迷信を思考の錯誤ととらえ、その発生の由来を説いたうえで、身体・精神・疾病・妊娠と出産・育児・禁厭・相法・卜占・天文と暦・犯罪・宗教の欄ごとに迷信の事例を挙げ、科学的な説明を加える。同研究所の展覧会に使った説明のポスターをもとに簡潔にまとめ、巻末の奥書に参照した独逸と日本の文献を掲げる。

種別から探す

白狐玉稲荷

大阪市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『迷信の研究』の伝承