狐の怨霊が病人に憑く(永奥禅師)
どんな伝承か
永奥禅師が村の病人のため呪文を唱え病気退散を祈ると、病者に狐が憑いて「先に自分を殺した怨を報いる。この人が死ねば犬に生まれ自分を殺すだろう」と予知。一年後その通り犬が狐を噛み殺した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本人の霊魂観――鎮魂と禁欲の精神史(山折哲雄・山折哲雄・宗教学・1976年(昭和51年))
『日本人の霊魂観――鎮魂と禁欲の精神史』は、山折哲雄が一九七六年に著した日本の霊魂観をめぐる論考集である。和辻哲郎・津田左右吉・折口信夫・柳田国男らの霊魂論を検討したうえで、『日本霊異記』に見える遊離魂と殯、天皇霊と玉躰加持、憑霊と除祓、観想と鎮魂を論じる。『春秋』『季刊現代宗教』などに発表した論文を序章と四章にまとめ、巻末に物のけ現象の資料と憑霊年表を付す。