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伏見稲荷の社前に降ってきた白毛の珠

所在地京都府京都市伏見区(伏見稲荷大社)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典動物界霊異誌

どんな伝承か

狐が大切にする珠には、夜に光る白い珠と、光らない毛の玉の二通りがあるとされる。大正十三年、伏見稲荷を信仰していた大阪のある人が伏見稲荷の社殿の前にいると、白い毛でできた珠が空から不意に足もとへ降りてきたので、これを拾ったという。著者によれば、この毛の珠は夜になっても光りはしなかった。稲荷の信者たちは、こうした狐の毛の珠を病よけなどにして大切にする習わしがあるとも書き添えている。

原典より

大阪の人で伏見稻荷の信仰者であつた某が大正十三年に、伏見稻荷の社殿の前にて、空から突然足元へ下りて来たので拾った白毛の珠は、夜分には光るものではない。—— 動物界霊異誌(岡田建文・岡田建文・心霊研究・1927年(昭和2年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

動物界霊異誌(岡田建文・岡田建文・心霊研究・1927年(昭和2年))

『動物界霊異誌』は、岡田建文(蒼溟)が昭和二年に著し、郷土研究社から出した動物怪異の記録集である。二十余年にわたって集めた体験や同志の報告から、動物にまつわる怪異の事例を選び、山陰地方を中心とする明治・大正の見聞と、近世の随筆に見える記事を収める。蝦蟇・猫・河童・狐・狸と貉・外道(人狐)・蛇などの動物ごとに、解説・事例・古人の記述の順に並べ、心霊の立場からの考察を加える。

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