旧家を去った二人の童女神
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どんな伝承か
『遠野物語』に載る話である。土淵村山口の旧家である山口孫左衛門の家には、童女の神が二人いると言い伝えられてきた。ある年、同じ村の何某という男が町から帰るとき、留場の橋のほとりで見なれぬ二人の娘に会った。物思わしげな様子でこちらへ来るので、どこから来たのかと問うと、山口孫左衛門のところから来たと答える。これからどこへ行くのかと聞けば、そこの村の何某の家に行くと答えた。その家はやや離れた村にある豪農であった。男は孫左衛門も世も末だなと思った。ほどなく孫左衛門の主従二十幾人が毒にあたって一日のうちに死に絶えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
暮しの中の妖怪たち(岩井宏実・岩井宏実・民俗学・昭和(現代民俗学))
民俗学者・岩井宏実による妖怪事典『暮しの中の妖怪たち』。日本各地の妖怪を暮しの空間(山・海・道・家・屋敷)ごとに、約六十項目にわたり具体例とともに解説する。
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遠野市の伝承
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