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四〇の提灯を竿に組んで捧げ持つ竿灯

所在地秋田県秋田市
年代不明
登場—
出典日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗

どんな伝承か

松明が提灯の灯火に発展している例は多い。秋田市では竿灯と称して、高い竹竿に横の段を組み、四〇個の提灯を吊り下げたものを、倒さぬように捧げ持って歩く。これが秋田だけの思いつきでなかったことは、遠く離れた福岡県企救郡苅田の宇原八幡宮に、ヒヤマという同型のものがあるのでもわかる。ただしそちらは屋台の上に立てて二本棒でかつぐので、ずっと楽な仕事である。柱松や投げ松明と同じく、もとは火によって年を占う行事の流れをくむものである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗(原田敏明・池上廣正・堀一郎ほか)

『日本民俗学大系 第8巻――信仰と民俗』は、原田敏明・池上廣正・堀一郎ら十二人の執筆者による論文集である。民間に伝わる神と霊の観念、家や村の氏神、職業の神、祭りの日取りと組織、憑きものや妖怪を題材に、各地の調査報告や古記録に見える事例を引いて論じる。原田の総説に始まる十七編からなり、後半では修験道・庚申信仰・キリシタン・新興宗教と民間信仰とのかかわりを扱う。

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