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桜の咲く砂利道を歩いた幼児

所在地秋田県秋田市
年代現代
登場小助川一男、今村泰子
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

秋田市の話。語り手がまだ幼稚園の頃、家の者が作ったイカの塩辛にあたって高熱を出し、ひきつけを起こした。本人はほとんど覚えていないが、砂利道の両側に桜の花がいっぱい咲いているところを、一人でどこまでも歩いて行ったことだけは記憶に残っている。気がつくと腕に大きな注射器が刺さっていた。母に、今いっぱい花の咲いているところへ行ってきたと言うと、母は、お前は死んでいたのだ、よく助かってくれたと泣いた。医者は、もう五分遅かったら助からなかったと言ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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