軍人会館で結成された昭和神聖会
どんな伝承か
昭和七年、王仁三郎は青年信者による昭和青年会を組織し、カーキ色の制服と制帽を着せて団体訓練までさせたため、誰の目にも擬似軍隊に見えた。この頃の大本は綾部と亀岡に広い聖地を持ち、亀岡の旧城跡を天恩郷と名づけて本拠としていた。昭和九年七月二十二日には、東京九段の軍人会館、現在の九段会館に三千人を集めて昭和神聖会の発会式が盛大に開かれ、王仁三郎が統管、黒龍会の指導者内田良平が副統管に就いた。サーベルを下げて団員を閲兵する姿は、ムッソリーニのローマ進軍を連想させたという。
原典より
東京九段の軍人会館(現在の九段会館)に三千人を集め、盛大な発会式が行なわれた。—— 出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相(武田崇元)
『出口王仁三郎の霊界からの警告――発禁「予言書」に示された破局と再生の大真相』は、武田崇元が著した、大本の出口王仁三郎の予言をめぐる解説書である。開祖出口ナオの神憑かりと王仁三郎の生涯をたどりつつ、日露戦争から太平洋戦争・敗戦に至る予言や、発禁とされた予言詩『瑞能神歌』、『霊界物語』の記述を取り上げる。予言と二度の大本弾圧を軸に歴史との符合を論じ、秘章で入蒙や出生をめぐる謎を扱い、巻末に年譜を付す。