高熊山修行で見せられた地図と模型
どんな伝承か
出口王仁三郎は、明治三十一年二月の高熊山での修行中に、世界の大切な土地をすべて見せてもらったと語っている。神の使いに導かれて大きな部屋に入ると、弥勒殿に掲げてあるような大きな地図が掛けられており、使いはその中の一点を指してどこであるかを教えた。次の部屋には、その土地の巨大な模型が据え付けられ、一つ一つ詳しい説明があったという。そのため王仁三郎は、足を運んだことのない土地でも実際に訪れたのと同じように知っており、今でも必要なときには地図が掛かり、歩けるほど大きな模型が現れると述べた。
原典より
神使にみちびかれてある大きな室に入ってゆくと、いま弥勒殿にかかげてあるような大きな地図がかかっている。—— 鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論(津城寛文・津城寛文・宗教学)
『鎮魂行法論――近代神道世界の霊魂論と身体論』は、津城寛文が著し、春秋社から刊行された宗教学の研究書である。本田親徳・出口王仁三郎・浅野和三郎・友清歓真・川面凡児・田中治吾平・宮地水位など、近代以降の神道界とその周辺に現れた鎮魂行法家の系譜をたどり、その鎮魂帰神説や霊魂観をシャーマニズム研究の観点から整理する。序章と全七章からなり、第一章で行法家の群像を描き、第七章では「宗教的身体境界」の考え方によって鎮魂行法を類型化する。