子供と遊びたがったヌカモリ山の神
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どんな伝承か
茂草のヌカモリ山の神様はとても子供好きで、いつも子供たちが遊びに来るのを待っていた。子供たちは毎朝、神社からご神体を取り出し、胴に縄を結んで山の頂上から下の葦原の大谷地めがけて転がした。泥と水に濡れたご神体をまた頂上へ引き上げると、不思議に軽くなって上がるという。ところがある日、通りかかった女が、神さまをそのようにすると罰があるぞと言い残して立ち去ってから、誰も遊びに行かなくなった。寂しさに耐えかねた神は、その女の目を見えなくしてしまう。イタコに占ってもらって思い当たった女が二十一日詫びると目は開いた。松前の殿が神社を海に捨てさせたときも、この神体だけは動かず、堂を建てて祀られたという。
原典より
茂草のヌカモリ山にまつった神様は、とても子供が大好きで、いつもヌカモリ山に子どもたちがあそびに来るのを待っていました。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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松前町の伝承
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