撫でて高くなった神撫山
どんな伝承か
板宿村の東北にそびえる神撫山は、一名を高取山ともいい、標高三三〇メートルほどの険しい峰である。俗伝によれば、神功皇后が三韓から凱旋した折にこの山へ登り、岩に腰を下ろして峰の頭を撫でたところ、たちまち高い山になったので神撫の名がついたという。また山中には鷹の巣が多く、鷹を飼う者が巣を仕掛けて雛を捕らえたことから、鷹取の名も生まれたと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。