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尻を食い切った病狼を祭る狼餅

所在地三重県尾鷲市三木里町オツカ
年代伝承(口承)
登場助之丞、オツカで病んだ狼に襲われた三木里の人
出典日本伝説大系 第9巻

どんな伝承か

三木里では旧暦十一月十一日に餅を搗いて狼を祭り、これを狼餅という。いつの時代か、三木里の助之丞がオツカというところで畑仕事をしていると、一匹の病んだ狼が出て来て有無を言わさず尻を食い切り、そのまま人里へ現れて人々を恐れさせ、八木山を越えて矢浜に至り、そこでも人を害したという。それから三木里では餅を搗いて狼を祭るようになったと伝えられる。一説に、狼の害が多かったからだともいう。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第9巻』は、日本伝説大系編集委員会が編んだ伝説資料集の一巻である。三重・奈良・和歌山・大阪の各地に伝わる伝説を、三輪山・安珍清姫・弘法清水・油掛け地蔵など百余りの話型ごとに集める。各話型は例話を冒頭に据えて『日本伝説名彙』などとの対応を示し、〔類話〕に伝承地と出典つきの梗概を並べ、〔文献〕に近世以前の史料の原文を添えて補う構成をとる。

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