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荒次郎自刃の地の祟り

所在地神奈川県三浦市三崎町小網代(荒次郎の墓)
年代現代(北条五代記の記述)
登場三浦荒次郎、三浦道寸、荒次郎の父
出典神奈川の伝説

どんな伝承か

永正十五年(一五一八)七月十一日、油壺の新井城に籠もった三浦一族は北条早雲の軍勢に攻め滅ぼされた。三浦道寸の子荒次郎も奮戦の末に自ら首を落として果て、小網代湾寄りの木立の中にその墓があり、百五十メートルほど脇道を入ったところに父道寸の墓がある。いずれも最期を遂げた場所だという。北条五代記には、荒次郎が自刃した場所を中心に約三十メートル四方は田畑も作らず草も刈らず、牛馬がそこの草を食べると死ぬと記され、毎年七月十一日には油壺の空に暗雲が垂れ込めて雷鳴がとどろくので、この日は人家も見当たらないと書かれている。いまはそこも青々とした大根畑である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神奈川の伝説(谷川平夫(文)/読売新聞社横浜支局 編・1967年(昭和42年))

『神奈川の伝説』は、読売新聞社横浜支局が一九六七年に編んだ神奈川県内の伝説集である。読売新聞神奈川県民版に昭和四十年九月から四十二年八月まで八十回連載された「神奈川の伝説」のうち六十五回分を収め、文は谷川平夫記者が書き、伝説の地を訪ねて住職や古老に聞いた話と現在の様子を添える。樹木・石・塚・水・坂や島・屋敷址・社寺・禁忌・地名の部に話を分け、大藤時彦の序文と巻末の解説・索引を付ける。

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