十六塚
どんな伝承か
大宮市(現・さいたま市)指扇領別所にある十六塚は、金子山が攻め落とされたとき、遅れて駆けつけた十六人の忠義な家来たちが切腹して主人の後を追った、その墓であると伝えられる。明治時代には塚から数百の髑髏が出土し、福正寺へ改葬された。本書は人数を冠した塚の伝説を型ごとに集めており、十三塚や七人塚の解説では、これらの塚が実際には境や古道沿いに築かれた供養壇・祭壇であったとみている。
原典より
金子山が攻め落とされた際、遅れて駆けつけた十六人の忠義な家来たちが切腹して主人の後を追った墓であると伝えられる。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説))
韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』(歴史伝説の巻)を全608話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。埼玉県下の歴史伝説(塚・城址・古戦場・武将〈新田義貞・畠山重忠・太田道灌ら〉・史跡・寺社縁起等)を、所在地(市町村・字・社寺)と出典(新編武蔵風土記稿・各市町村史等)を付して体系的に集成した中巻。