市に米を買いに来る背高の山男
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
山人が里の市に通うようになっていた例として挙げられる話である。陸中の海岸、大槌町の市の日に、言葉の訛りが近在の者とは思われない男が毎度やって来て米を買って行った。この男は丈が高く、眼は円くして黒く光っていた。町の人はこれを山男だろうと言っていたという。相州箱根の山男も裸体に木の葉や樹皮を衣とし、深山で魚を捕っては市の立つ日にこれを里へ持って来て米と交易し、人馴れて怪しむこともなかったと伝えられる。町の者が山男だろうと見るまでには、随分永い間の往来交易があったと考えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
種別から探す
大槌町の伝承
広告枠(AdSense)