矢の根の出る八幡沢の館址
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どんな伝承か
土淵村には安倍氏という家があり、貞任の末だという。昔は栄えた家で、今も屋敷の周囲には堀があって水を通じ、刀剣馬具を多く伝える。安倍の子孫はこのほかにも多く、盛岡の安倍館の付近にもある。土淵村の安倍家の四五町北、小烏瀬川の河隈には館の址があり、八幡沢の館という。八幡太郎の陣屋がこれである。ここから遠野の町への路には八幡山という山があり、その峰にもまた一つの館址があって貞任の陣屋だという。二つの館の間は二十余町を隔て、矢戦をしたという言い伝えがあり、矢の根を多く掘り出したことがある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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