隠れ室に集う念仏者の秘密
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どんな伝承か
この話をした老女は熱心な念仏者であるが、世の常の念仏者とは様子が変わり、一種邪宗らしい信仰を持っていた。信者に道を伝えることはあっても、互いに厳重な秘密を守り、その作法については親にも子にも少しも知らせない。また寺とも少しも関係がなく、在家の者だけの集まりで、その人数も多くはない。石たにえという婦人なども同じ仲間である。阿弥陀仏の斎日には、夜中人の静まるのを待って会合し、隠れた室で祈祷する。魔法やまじないをよくするので、郷党に対して一種の権威があったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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