岩木山の大人と鬼沢の弥十郎
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どんな伝承か
『津軽旧事談』が弘藩明治一統志などを引いて、岩木山の大人と親しかったと記すのは、麓の鬼沢村の弥十郎という農夫であった。彼は薪を採りに山へ入って偶然に懇意となり、角力などを取って日を暮らし、素手で帰って来ると必ず一夜のうちに二三日分ほどの薪が家の背戸に積んであった。大人が弥十郎を助けて新たにこの土地を開発したのだとも、赤倉の谷から水を導いて村の耕地に灌漑したのも大人の力であったともいい、その難工事の跡について逆さ水の伝説が語られる。大人が記念に遺していった蓑笠は鬼ノ宮に、鍬は藤田という家に伝わるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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弘前市の伝承
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