少将の局の怨霊と女塚
どんな伝承か
『太平記』に見える話。良衡の命を受けた武士たちが少将の局を館から誘い出し、深い淵に沈めて謀殺した。少将の局と知らぬ村人は美しい乙女を丁重に葬ったが、その亡魂はしばしば村の夜を騒がせ、様々な形で怪異を現した。村人は墓を塚に築き直して樹を植え、「女塚」「侍従塚」などと呼んで畏敬し、やがて神格化して「女塚霊神」と崇めた。塚付近の地は女塚村と呼ばれ、これが今日の大田区の女塚神社の前身であるという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・昭和初期(1920年代~1930年代))