トップ > 高知県の伝承 > 高知市

家に憑いた山姥と尽きない米櫃

所在地高知県高知市土佐山東川
登場中野亀次、家主
出典異界巡礼

どんな伝承か

高知県土佐山村東川部落の中野亀次方に、山姥が憑いたと思われる奇怪な事件があった。中野家の者が山にいて欲しい物を思い浮かべると、その度に望みの品が留守宅に調えられ、米櫃の米も尽きなかった。ある時主人が早く戻り障子越しに覗くと、白髪頭の老婆が掃除をしていた。驚きの声を上げると老婆は窓から尾を曳くように飛び去り、それ以降不思議も家運も止んでしまったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

異界巡礼(小松和彦)

『異界巡礼』は、小松和彦が著した民俗学の論集である。狐が人に化ける方法と如意宝珠、蓮如絵伝の異人、鬼退治譚と怨霊、家の盛衰をめぐる民話、夢信仰、巫女と陰陽道、洞窟や龍宮の他界観、人を神に祀る信仰、神隠しなどを、昔話・説話・絵巻・お伽草子と高知県物部村などでの調査をもとに論じる。論考と随想を部に分けて並べ、「民俗のランドスケープ」の部には妖怪、凧上げ、祓い、霜月祭り、呪い人形をめぐる小文を収める。

種別から探す

山姥豊作富米

高知市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『異界巡礼』の伝承