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蓑笠姿で家々を祝う来訪神マユンガナシ

所在地沖縄県石垣市字川平
年代不明(節の祭)
登場マユンガナシ、来訪神
出典異界巡礼

どんな伝承か

沖縄の石垣島川平の節の祭では、マユンガナシという神が来訪する。手ぬぐいで頬かぶりをし、笠をかぶり、蓑をまとい、杖をついた姿で現れて、家々を祝福してまわるという。著者はこれを、かぶりものが儀礼的な囲いとして異界を創り出す装置であることの例に挙げ、蓑笠をつけて来訪する神の儀礼が各地に見られることを指摘している。ただし蓑笠姿の来訪者がすべて祝福をもたらす神とは限らず、蓑着て笠着て来る者は鬼とも古くから言われてきたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

異界巡礼(小松和彦)

『異界巡礼』は、小松和彦が著した民俗学の論集である。狐が人に化ける方法と如意宝珠、蓮如絵伝の異人、鬼退治譚と怨霊、家の盛衰をめぐる民話、夢信仰、巫女と陰陽道、洞窟や龍宮の他界観、人を神に祀る信仰、神隠しなどを、昔話・説話・絵巻・お伽草子と高知県物部村などでの調査をもとに論じる。論考と随想を部に分けて並べ、「民俗のランドスケープ」の部には妖怪、凧上げ、祓い、霜月祭り、呪い人形をめぐる小文を収める。

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