不思議な体験
どんな伝承か
語り手が六年生の時のことである。大洲の方にいる友達のところへ妹を連れて遊びに行き、その帰り道、行けども行けども家に帰り着けなくなった。腹は空くし、妹は疲れて泣き出し、語り手も泣いてしまった。気がついてみると、まるで見当違いの高谷の辺りに来ていた。囲川の橋を渡って帰るはずのところを、なぜか向こうへ行ってしまったのだという。家では人さらいにさらわれたと思って大騒ぎになった。狐に化かされたような話だと語る。
原典より
あのねえ、こういう話があんのよねえ。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。